社会・世界

社会・世界

「地球沸騰化」に対抗する緑の街つくり

いま私たちは、どこまで本気で温暖化の主要原因となっているCO₂の排出量削減と緑の回復を目指そうとしているのでしょうか。それは私たちのためのみならず、次世代のためにも必須です。
映画

スクリーンを飛び出して、政治を変えようとする女優たち

2024年5月20日第77回カンヌ国際映画祭のレッド・カーペットにケイト・ブランシェットが登場しました。着ているのはフランスのデザイナーによるオフ・ショルダーのドレスで黒を基調としたシンプルなもの。ところが右の後ろはピンクがかかった白、ちらと裾を持ち上げて見せてくれた裏地は緑になっていました。レッド・カーペットの赤と合わさると、見事にパレスチナ国旗の色となりました。
社会・世界

苦難の果てのきらめきーアルメニアの音楽

友人への誕生日プレゼントで、一緒にヴァイオリン奏者 漆原啓子(うるしはらけいこ)とピアノとの二重奏コンサートに行ってきました。アンコールで演奏したアルメニアの作曲家バグダサリアンの「ノクターン」(1957)の余りの素晴らしさには呆然となりました。
社会・世界

ガザの『ピエタ』

「フォト・ジャーナリズムで最も権威がある」とされている世界報道写真大賞の2024年受賞作品に、ロイターのカメラマン、モハメド・サレム氏による『姪の亡きがらを抱くパレスチナ女性』が選ばれました。
社会・世界

「憲法」て何だろう?―(3)誰が誰に命令してるの?

授業は次のように進んでいきます。Tは教員、Cは生徒たち・クラスの反応です。T.「人権宣言」を、守るべき最高の規範としてまとめたものが「憲法」だと言いましたね。だから、次のような言い方をします。「憲法とは、国民による、政府(国家)に対する(   )である」
社会・世界

「憲法」て何だろう?―(2)漫画『ベルサイユのばら』から考える

 17~18世紀にかけてのヨーロッパ史には、学校で授業をしていてもついつい力が入ってしまいます。  何しろ、それまで支配層によって押さえつけられ、ただ惨めな悲しい想いをするしかなかった一般の民衆が立ち上がり、自由と平等を叫んで立ち上がって...
社会・世界

「憲法」て何だろう?―(1)能登半島地震について

 「憲法」と聞くとどんなことを思いますか?  んー、何か難しそう。法律の中で最高のものというのは分かるけど。  そんなこと考える暇ないなあ、明日の仕事をどうするかで精一杯。  そんなこと言う人、きっと真面目な人なんだろうな、ちょっ...
社会・世界

人々の悲しみを引き受けるアラブの歌姫

 なぜ、こんなにファイルーズに惹かれるのでしょう。  「ビロードのよう」と称された声の柔らかい響き、浮遊する節回しが運ぶ深い余韻と哀感、人々の心を包み込むかのような優しさ。  いまCD棚を見ても、彼女のものだけで40枚は並んでいます。フ...
社会・世界

壁を壊し続けたロック・スターをドイツ外務省も称えました

『ヒーローズ』RCA 1977  1月10日はイギリス出身のロック歌手デヴィッド・ボウイの命日です。(注1)  彼の作品の中から1977年の『ヒーローズ』Heroes を聴いて、彼の活動を偲びました。  宝石商だった父...
教育

絶望の世界の中で「光」を取り出す人たち

 先日、若い女性の素敵なお話を聴きました。仮にHさんとします。  彼女は中学生のとき、東南アジアのゴミ山で、捨ててあるプラスチックや鉄くずなどのお金になるものを拾って生活している少女のドキュメンタリー番組を見ます。(注1)その時、こん...