音楽 大好き!昭和の歌謡曲―(2) 気持ちの入った素晴らしいトランペットに続き、「アカシアの雨に打たれて このまま死んでしまいたい」という実に衝撃的な歌詞から歌は始まります。恋に破れた女性の歌なのです。でも、それまで歌謡曲の世界ではタブーだった「死」という言葉を前面に出し、人生に対する一種の諦観と、それを引き受けるからこそ見える希望すら聴き手に感じさせる3分間の歌は、まるで一編の映画か文学作品のよう。 2025.08.25 音楽